クラミジアは、10代から20代前半の女性を中心に感染が多い、性行為でうつる性感染症の1つです。
性行為の経験のある人に、感染してもおかしくないほど身近な病気となっています。
では、どのような症状があるのでしょうか。
ほとんどが症状に気がつかない
クラミジアは、クラミジア・トラコマティスという細菌によっておきる性感染症です。
男女で感染する部位が異なり、女性の場合は、子宮頚管になります。
クラミジアに感染すると、おりものの量が増えたり、やや黄色で水のようなおりものがでたりします。
子宮頚部に炎症がおきるので、性交時に痛みを感じることがあります。
ですが、これらの症状に気がつく女性は2割ほどで、ほとんどの人が症状に気がつかない、といわれています。
▽ 最新「おりもの・臭い異常」投稿体験談
カンジダの再発が多く、出先でも心配が絶えない状態が続いていました。こちらの持ち運びのできるスティック洗浄を試したところ、痒みも、白いカスもきれいすっきり無くなり安心が出来ています。状態が良くないときはポーチに入れて外出しています♪
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不妊の原因になることも
子宮頚部に感染後、子宮を経由して感染が体内に広がっていくと、卵管までたどり着き、炎症がおきます。
卵管炎と呼ばれ、下腹部痛を感じます。
炎症が強いと、卵管に膿がたまって詰まったり、卵管が他の臓器や組織と癒着をしたりして、卵管の機能が失われることがあります。
そうすると、排卵がおきても卵子を子宮まで運ぶことができず、不妊になったり、子宮外妊娠の原因になることもあります。
さらに感染が進むと
骨盤内での感染がさらに進むと、腹膜に炎症をおこしたり(腹膜炎)、肝臓の周りで炎症をおこしたりします(肝周囲炎)。
ここまで感染が広がるとかなり痛みを感じ、腹膜炎で下腹部痛、肝周囲炎で右上腹痛を感じ、重症の場合は歩くのも辛いぐらいの痛みを感じ、救急病院を受診することもあります。
喉や肛門、目にも感染する
クラミジアはオーラルセックスで喉に感染したり、アナルセックスで肛門に感染したり、感染者の体液が手などについたままで目をこすると、目にも感染します。
喉・肛門・目の感染は、男女共通の感染部位となります。
喉や肛門の感染も、ほとんど症状が出ませんが、目の場合は、はやり目のように、充血や痒みが出たりします。
クラミジアは、感染しても症状があまり感じないのに、深刻な合併症を引き起こすことがあり、女性にとっては厄介な病気であるといえます。
ですが、治療をきちんと行えば、完治する病気です。
普段とおりものが違うな、と感じるようであれば、病院を受診しましょう。
また、性行為パートナーが感染していたら、自分にもうつっている可能性が高いので、一緒に治療をしましょう。
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