デリケートゾーン、オリモノの悩みではカッテージチーズのようなポロポロとした白いオリモノが出る、クリームチーズのようなオリモノがべったりと下着についているというカンジダ症によるものをよく耳にしますが、実はカンジダより羅漢率が高いのが細菌性膣炎です。
カンジダ症は陰部が赤く腫れたり、かゆみが強いため、日常生活にも影響するせいか治療を行う方がほとんどですが、細菌性膣炎はオリモノが臭う、増える程度なので、ナプキンをあてる程度の対策でほうっておく方もいるのではないでしょうか。カンジダと細菌性膣炎、治療法、対策についてご説明します。
カンジダ症、細菌性膣炎の原因
カンジダ症や細菌性膣炎は常在菌(皮膚にいる菌)バランスが乱れ、カンジダだけ増えることですが、その原因は抗生物質によるもの、妊娠、出産、糖尿病、下着のムレ、不潔、疲れなどによる免疫力の低下などで、カンジダ症になると、治ってもまた再発しやすいので、デリケートゾーンを快適に保つケアが大切です。
カンジダ症に気がつかない
私は20代の始めからカンジダ症を繰り返してきました。市販のカンジダ症用の薬で症状がおさまったのを治ったと勘違いしていました。しかし、30歳のとき、またまた再発し、勇気を出して産婦人科の診察を受けました。内診したお医者さんの指にべったりとチーズ状のオリモノがついていました。
その頃は下着にポロポロとしたオリモノがつくことが少なく、かゆみも強く、ただカビ臭いなというだけだったので、中がそんなに酷いことになっているとは思いませんでした。ヒドいカンジダや膣炎の場合、不妊や早産の原因になるということで、子どもを望む場合は医療機関に診てもらうことをお勧めします。
カンジダ症の治療へ
その病院では膣内を洗浄し、カンジダ症用の薬を膣内に入れました。洗浄しない場合もあるそうです。そして、医者の処方により、私の場合は抗生物質も服用し、一週間程度で完治しました。
しかし、1年後にカンジダ症を再発。そのときは早めに気づき、受診したため、膣錠は3日間、塗り薬、飲み薬での治療でした。カンジダは治りましたが、数ヶ月後に別の膣炎にかかっていることが判明します。
カンジダ症から細菌性膣炎へ
抗生物質と治療のおかげで、かゆみも酒粕のようなカッテージチーズのようなポロポロしたオリモノとも無縁になり、快適にすごしていましたが、数ヶ月経った頃から尿漏れしたかのような大量のオリモノと汚臭に悩まされるようになりました。そして、産婦人科を受診し、細菌性膣炎と診断されました。
細菌性膣炎やカンジダ症には抗生物質は効果がありますが、善玉菌も一緒に殺してしまいます。善玉菌が悪玉菌より先に増えれば治りますが、私の場合は悪玉が先に増えてしまい、細菌性膣炎になってしまったのです。
細菌性膣炎の治療とその後の対策
もう一度、抗生物質を一週間服用し、治療しました。それと同時に
デリケートゾーン専用の石けんを使いケアすること、そして、膣内の酸性バランスを健康に保つためのデーデルライン桿菌(かんきん)を増やすのを助けるサプリメントを取ること薦められました。
今は女性用のプロバイオティクス(善玉菌)サプリメントを取り、デリケートゾーンは専用の石けんできちんと洗い、春夏用の下着を身につけムレに気をつけるなどの対策のおかげがもう2年以上再発していません。